松戸市の歯医者、小根本歯科クリニックの院長紹介です

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2022-08-05
歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病の原因となるのは、歯垢の中にいる細菌です。歯垢は歯磨きが不十分な部分に付着するネバネバした黄白色の粘着物です。この歯垢は時間と共に量が多くなり、酸素が少ない状況になると歯垢の中に酸素を嫌う嫌気性菌が多くなります。
この菌が歯肉を経由して身体中に侵入しようとして、体が反応する事になり歯周病が発生して行きます。歯周病がはじまると、歯肉からの出血、発赤、腫張の症状のある歯周病がおこり歯周組織を破壊して炎症を蹴り返してゆきます。
その際、炎症により出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、様々な病気を引き起こしたり、悪化させる原因となります。炎症性物質は血糖値を下げるインスリンの働き悪くさせたり(糖尿病)、早産、低体重児出産、肥満、血管の動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞)に関与しています。
歯周病の予防、治療を行う事で、全身の様々な病気のリスクを下げる事が可能です、日々の歯磨き口腔ケアを見直し全身の健康につなげましょう。

狭心症、心筋梗塞
動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、塞がってしまい心筋に血液の供給が無くなり死に至ることもある病気です。動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされてきましたが、別の因子として歯周病原因菌などの細菌感染がクローズアップされています。

脳梗塞
脳の血管のプラークが詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んできて脳血管が詰まる病気です。
歯周病の人はそうでない人の約3倍脳梗塞になりやすいと言われています。
血圧、コレステロール、中性脂肪の高めの方は、歯周病
治療がより重要となります。

糖尿病は歯周病の合併症
歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査複数報告されています。
さらに最近では歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという負の相関関係が明らかになってきました。
つまり歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼしあっていると言えます。
さらに歯周病治療で糖尿病も改善することわかって来ています。

さらに歯周病は以下の病気、症状に悪影響が明らかになって来ています。
低体重児早産
誤嚥性肺炎
骨粗しょう症
関節炎、腎炎
メタボリックシンドロームその他

このように様々な病気が歯周病と関連があります。
毎日の食生活を含め生活習慣を見直し、歯周病を予防することで全身の生活習慣病を改善し予防する事につながります。
歯科医師は口腔の変化を見ることのできるプロです。
口腔ケアは自分一人できちんと行うのは大変難しいと言われています。最低半年に一度歯科医を受診し、生活習慣も含めて口腔のケアを受けるようにしましょう。